旧大利根町 童謡のふる里図書館 |
職場のお昼休みに近くの
童謡のふる里ノイエ図書館に行ってきました。
ネット予約しておいた本を借りにれっらGO

自然がたくさんあふれている
ゆったりと何時間でもいれそうな
冷房がきいている落ち着いた素敵な図書館でした。

お写真はないのですがずっと居たい空間です。

アダルトなエッチなやつじゃなく(笑)
中でもこの1冊がお気に入り
すべて ひらがなで こども向けです。
読み終わってちょっぴりおセンチになりました。
『sentimental(センチメンタル)』

え ピーター・レイノルズ
やく なかがわ ちひろ
あのひ、わたしは あなたの ちいさな ゆびをかぞえ、
そのいっぽん いっぽんに キスをした。
はじめて ゆきが ふったひ、 そらへむけて だきあげた
あなたの まあるい ほっぺのうえで、ゆきが とけていった。
いつのまにやら あなたは おおきくなって
わたしの あかちゃんは、わたしの こどもになった。
すやすやと ゆめを みている あなたを みながら、
わたしも ときどき ゆめを みる・・・・
いつか きっと、あなたも とびこむのだろう。
ひんやりと すきとおった
みずうみの みずの なかへ。
ほのぐらい もりへ
さまよいこむことも
あるかもしれない。
うれしくて たのしくて ひとみを きらきら
かがやかせる ひがきっと ある。
しんぞうがはりさけそうに なるまで はやく、とおくへ、
かけていく ひも くるだろう。
もっと たかく、もっと たかくと はずみをつけて、
めまいがするほど たかくまで、
じぶんをためすこともあるだろう。
かなしい しらせに
みみを ふさぎたくなる ひも
あるだろう。
あなたが かぜに むかって たからかに うたう
うたを かぜが とおい ところへ はこんでいく。
やがて、せいいっぱい てを ふりながら しだいに
とおざかっていく あなたを みおくる ひが やってくる。
あなたは ふりかえり、あんなに おおきかった いえが
とても ちっぽけに みえることに おどろくだろう。
いつか あなたも、
たくましくなったその せなかに
ちいさな おもさを せおうときが くるかもしれない。
わたしの まえで
こどもの やわらかな かみのけを
とかすかもしれない。
そうして いつか
ながい としつきの はてには、
あなたじしんの かみも
ぎんいろに かがやく ひがやってくる。
わたしの いとしいこ。
そのときには、どうか わたしの ことを おもいだして。